フェルッチオ・エスパダとジルベルト・グラナドはオポルトの偉大なる開拓者であった。
この二人はともに計り知れない深淵の海を越えて、新しい大陸を発見した。オポルトの女王は彼らの名誉を称えるため、新しく発見されたこの大陸を「グラナド•エスパダ」と名付けた。
新大陸の出現はオポルトだけでなく、周辺の諸国の領土紛争を触発させた。新大陸を探検するために夢中であったオポルトは、探査に莫大な金を支出して弱まっていき、彼らが弱まった隙を狙ってずっと海上に進出しようとしたベスパニョーラ帝国が手を差し伸べた。こうして、オポルトはベスパニョーラに自ら合併された。
ベスパニョーラのオポルトの合併は長い争いの始まりであった。大陸の覇者であったブリスティアと新興勢力のベスパニョーラの衝突は避けられなかった。しかし、バレアレス海戦でのブリスティアの敗戦によって戦争は終結を迎えた。戦争は終わったが、ベスパニョーラ帝国の好戦的な貴族は残っていた。彼らが新興軍閥勢力として君臨し、帝国に新たな問題を抱かせた。
そこで、ベスパニョーラは新大陸に対する探査の主な役割を好戦的な貴族たちに与えた。「レコンキスタ」という帝国の政策のもとへ…
新大陸グラナド・エスパダに新たな時代が到来したのであった。